すっかり身近になったキャッシング!その歴史は長かった!

最近では一般的になり、広く利用されるようになった貸金業ですが、その歴史は実に長いのです。江戸時代から金貸しは存在しましたが現在多くの人が利用しているキャッシングのもととなったサラ金は約45年ほど前に大阪で始まりました。当時の利用者はサラリーマンが多かったためサラ金と呼ばれるようになりました。当時は貸金に対する規制もまだなく、最高で109%の暴利をむさぼっていました。そのためサラ金に手を出して夜逃げや自殺など様々な社会問題が起こりました。

様々な問題を受けて政府が貸金業への規制を行った1980年代以降、貸金業はサラ金から消費者金融に名前を変えてイメージアップを図りました。CMに人気タレントを起用したり、覚えやすいキャッチフレーズが流行したこともありました。金利が制限されたことから悪徳業者が姿を消し、キャッシングは安全で利用しやすいものになりました。バブル崩壊後は金銭問題を抱える人が増え、利用者人口が一気に増加しました。

インターネットの普及でキャッシングはより手軽に!

その後はパソコンや携帯の普及により、インターネットバンキングが広がりました。インターネットを利用する人が増えたため、インターネットによる審査や申込が一般的になり、より手軽に借入ができるとあって年代を問わずキャッシングが広まりました。2000年代になると日本の経済は落ち込み、不況の影響でキャッシングに頼る人が増えると同時に自己破産の件数が増え、キャッシングによるトラブルも後をたちませんでした。そこでさらに金利の上限は29%までさげられ、個人の借入限度額も年収の1/3までと定められました。キャッシング会社の審査も厳しくなり、年収、勤務先、勤続年数、過去の借入歴を重点的にチェックされます。借金を踏み倒す人も多く、回収見込みのない相手に貸付を行うことは会社の存続にも関わります。

その後従来の消費者金融のほかに大手都市銀行などもキャッシング業に参入しました。多くのキャッシング会社がしのぎを削る中、それぞれが特徴のあるサービスを打ち出し、顧客の獲得を狙います。たとえば1週間無利息キャンペーンやキャッシュバックキャンペーンなど利用者にとってお得なキャンペーンを展開しています。このようにキャッシングは進化し、より利用しやすいものになりましたが、借りたお金は必ず返すという基本ルールは変わっていません。借入前にきちんとした返済計画を立て、毎月きちんと返済することでトラブルを防ぎ、早期完済につながるのです。

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