エステの高額ローンを契約してしまった!解約できる?

最近エステの無料券や割引券をあちこちで配布しています。突然ポストに入っていたり、広告の間に挟んであったり、とても安い金額でエステを受けることができるお得な券であることに違いはないのですが、実は落とし穴が潜んでいます。エステや脱毛の無料券を利用してサロンを訪れる場合、執拗な勧誘に屈しない精神力が必要になります。おそらく施術している間中、高額なマッサージや、美容機器や化粧品の話をされ続けることになるでしょう。それをうまくかわすことができればいいのですが、ついつい口車に乗せられて契約してしまう人も少なくありません。

高額のエステコースや脱毛コースを契約してしまい、帰宅してから自分の貯金通帳を確認してやっぱり解約したいと思ったらどうすればいいでしょうか。一度契約したものはもう解約することはできないのでしょうか。通常高額のエステコースを契約する場合、一括支払いができないことが多いのでエステサロンを通してローンを組むケースが多くあります。エステとローンの両方を解約するにはどうしたらいいのでしょうか。

クーリングオフってなに?

クーリングオフ制度という言葉を耳にしたことはありますか。クーリングオフ制度とは考える時間を与えられず少々強引に契約させられてしまった場合、一定の期間内であれば理由なく契約を解除できるという法律です。クーリングオフ制度を利用すれば帰宅してじっくり考えた末、やはり解約したいという結論に達した場合、契約を解除することができます。たとえ高額のローンを組まされた後であってもエステを解約すれば最初から契約自体がなかったことになりますのでローン契約も無効ということになります。

では途中でエステを解約する場合はどうなるのでしょうか。実際にエステに通ってみたら思うような効果が得られない、仕事が忙しくて通うのが難しくなってきたなど、解約の理由はいろいろあると思いますが、もちろん中途解約も可能です。ただし、中途解約の場合、いくらお金が返金されるかはわかりません。支払った総額からすでに行った施術代や化粧品代などを引き、さらに中途解約の手数料なども引かれて、思ったよりも多く手元に戻ってこないと考えた方がいいでしょう。化粧品などはまだ使用していなくてもすでに封を開けていれば使用済みと同じです。エステサロンを通してローンを組んでいる場合、残りの支払いに関してはエステサロン、ローン会社そして契約者の話し合いによって決まります。もしエステサロンが契約者にとって不利な条件での返金を進めているようであれば、弁護士などを通して話し合いをするのがいいかもしれません。

エステなどに通う場合は最初に高額契約をせず、なるべくその都度支払うようなコースを選ぶ方がいいかもしれません。

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