キャッシングを利用した際の分割ってなに?実は落とし穴かも?!

キャッシングの利用に際して気になるのが返済です。返済金額は事前に返済シュミレーションなどを活用して具体的な数字を算出することができますが、返済方法については事前にあまり考えないかもしれません。返済方法は一括、分割、リボルビング式がありますが、どのように違うのでしょうか。自分にあった返済方法を選択しないと完済まで長引くことになりかねません。

キャッシングを一括で利用した場合、翌月に指定口座から利用した金額が引き落とされます。一括払いはわかりやすく、返済が長引くこともありませんのでとくに問題はないでしょう。ただし、利用額が高額の場合は引きおとし日に残高が十分にあることを確認しましょう。

分割で支払う場合は支払い回数を自分で設定することができます。分割回数によって金利が異なります。通常は金利とは呼ばずに手数料などと呼ばれていますが要するに利息です。たとえば10万円のものを5回の分割で購入した場合、毎月2万円プラス利息分を支払うことになります。

実は怖いリボ払い?!

もうひとつキャッシングの支払方法としてよくすすめられるのがリボ払いです。リボ払いと分割払いの違いをはっきりと把握していない人が案外少なくないのですが、大きな違いがあります。リボ払いの場合、支払い回数にかかわらず毎月一定の金額を返済することになります。毎月の返済額は自分で設定することができます。たとえば毎月1万円と決めたら利用金額がいくらであっても毎月の請求額が1万円を超えることはありません。毎月の収支を管理をするには都合がいいのですが、やはりここに落とし穴があります。

毎月の返済額が決められているためいくら使っても借金をしているという認識がないまま、繰り返し借入をしてしまうことになりかねません。今月は10万円の買い物、翌月は5万の買い物をしたけど毎月の負担は1万円だけ。借入額が高額になると毎月1万円の返済では元金が全く減らないことになります。各買い物ごとに条件が異なるので、いったいいくら借入があって、毎月どのくらい減っているのか、あとどれくらい支払い続けなければならないのか、全く把握できないまま借金が膨らんでいくということになります。

最近ではリボ払いのシュミレーションもありますのでぜひ借入前に利用してください。もうすでに借入をしている場合、会社に問い合わせたり、明細をチェックしたりして自分の返済状況を確認しましょう。一括返済ができるようであれば、余裕のあるときに返してしまいましょう。返済期間が長引けば返済総額は想像をはるかに超える金額になっている可能性もあります。

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